Band-in-a-Box 32の最新機能をご紹介します
ステム分離


複数の楽器が録音されてい るオーディオファイルを、ベース、ドラム、ギター/ピアノ、ボーカル、残余といったステムに分離し、個別のトラックとしてソングに取り入れることができます。このプロセスは「オーディオソース分離」とも呼ばれ、高度なAIと機械学習技術を駆使することで、音楽制作における柔軟性と創造性を向上させます。
VST3プラグイン対応

オーディオまたはMIDIトラックにおいて、VST2プラグインやDXiプラグインと同じようにVST3プラグインを使えるようになりました。
トラックウィンドウ

一般的なDAWプログラムと同様に、各トラックのデータを表示したり、リアルトラックやリアルドラムで生成されたフレーズを編集したりできます。
マルチピックライブラリ

従来は、スタイルを選択するにはスタイルピックウィンドウ、リアルトラックを選択するにはリアルトラックピックウィンドウ等、目的ごとに別々のウィンドウを開く必要がありました。新バージョンでは、新しいマルチピックライブラリを使って、トラックを自動生成するすべての素材 (スタイル、リアルトラック、リアルドラム、ループ、ユーザートラック、MIDIスーパートラック、カスタムMIDIトラック、ソリスト、メロディスト) を一か所で選択で きるようになりました。さらに、このウィンドウでは、ソングファイルの選択、AI歌詞生成、コードビルダー等の機能も利用できます。

部分的リアルトラック生成機能を拡張


前バージョンで加わった、特定の範囲にリアルトラックを生成する機能を拡張しました。範囲を指定し、[Ctrl]+[F8]キーを押すだけでその範囲にリアルトラックが生成されます。また、[Alt]+[F8]キーを押すとウィンドウが開き、コピー・切り取り・貼り付け等の編集機能を併用したり生成機能をカスタマイズしたりすることができるようになりました。
トラック生成を元に戻せるようになりました

トラック (全体または一部) を生成した後、編集メニュー>元に戻すか [Ctrl]+[Z]キーを使って生成前の状態に戻すことができます。
トラック生成を元に戻せるようになりました

前バージョンで加わった、リアルトラックのMIDIデータ再生機能がリアルドラムトラックにも適用されるようになりました。ドラム譜として生成されたMIDIデータをリアルドラムトラックの開発時に作成された Hi-Q 音色を使って再生することができ、ノーテーションウィンドウやピアノロールウィンドウでMIDIデータを編集することによってリアルドラムトラックの演 奏をカスタマイズすることができます。
MIDI トラック・MIDIスーパートラックをカスタマイズ

MIDI トラック・MIDIスーパートラックで自動生成されたMIDIデータを自由に編集できるようになりました。編集したデータはトラックの元の楽器で再生され、演奏ボタンを押しても上書きされません。
マスタ ーボリュームオートメーション

前バージョンで加わった、各トラックにおけるボリュームオートメーション機能をバンド全体に対して実行できるようになりました。(注釈:ボリュームオートメーションは、オーディオ編集ウィンドウでオーディオデータに結節点を加えることでフェードやクレッシェンドしながらボリュームをコントロールすることができる機能です。)
リアルトラックステム

リアルトラックにはストリングカルテットやホーンセクション等のように複数の楽器を合わせて作成されたものがあります。そのようなリアルトラックを選択した際、旧バージョンでは全楽器が 1 つのトラックに読み込まれましたが、新バージョンでは「ステム」機能が加わり、読み込み方を選択できるようになりました。例えば、全楽器を 1 つのトラックに、全楽器を別々のトラックに、特定の楽器を別々のトラックに、といった読み込み方ができます。別々のトラックに読み込むことで、楽器毎にボリュームやパン等をコントロールすることができます。
ドラムフィルをコントロール

ドラムフィルはパートマーカーが付いている小節の直前で行われるものですが、パートマーカーが付いていない小節の直前でドラムフィルをしたり、パートマーカーがあってもドラムフィルなしにしたりすることができるようになりました。
SynthMaster Playerが付属

KV331 Audio 開発 のソフトウェアシンセサイザーSynthMaster Playerが付属します。これにはたくさんの音色も含まれており、特にモダンやテクノのサウンドクリエーターとしてご利用頂けます。
その他
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現行小節の設定、現行コード設定、トラックの設定とアクションの各ダイアログがフローティング形式になりました。これにより、使いやすいサイズでの表示、ダイアログを開いたままの作業、複数のフローティングダイアログの同時表示などが可能です。また、【OK】ボタンは【適用】ボタンに変更されました。
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スタイルピックウィンドウのリストを右クリックすると表示されるメニューを拡張しました。このメニューを使って、オーディオデモを試聴したり、ソングデモを開いたり、スタイルを開いたりできます。
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スタイルピックウィンドウで、リストで現在選択しているスタイルまたは現在開いているスタイルを記憶し、後で素早く呼び出せるようになりました。
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様々なダイアログにおいて、データ入力時の検証が改善されました。例えば、現行小節の設定ダイアログの「拍数」欄に無効な数値を入力して適用ボタンを押すと、すぐにエラーメッセージが表示されます。旧バージョンでは、ダイアログを閉じるまで検証が行われませんでした。
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スタイルリストを構築すると、リアルトラックやリアルドラムだけでなく、ループやユーザートラック等の素材のリストも構築されるようになりました。
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素材リストの構築時に使用したリアルトラック/リアルドラムのフォルダの場所が記憶され、Band-in-a-BoxプラグインおよびRealBandにも適用されます。
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重複を避けるため、「付属素材を確認」のコマンドをオプションメニューから削除しました。これにより、このコマンドはヘルプメニューのみに表示されます。
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コードシートを開くコマンドをウィンドウメニューに追加しました。今までこのコマンドはどのメニューにもありませんでした。
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コードビルダーは独立したダイアログではなく、マルチピックライブラリ内に統合されました。
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コードビルダーのコード理論欄にある「#5」を「b6」に変更しました。
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曲名検索ウィンドウのSpotifyリンクを修正しました。
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コードを指定トラックまたは外部デバイスに出力する機能に、指定範囲外の音を維持するオプションを追加しました。プラグインによっては「キースイッチ」と呼ばれる機能があり、これはパターンやアルペジオ等を促す特定の音のことです。このオプションを有効にすると、指定範囲外にあるキースイッチの音も維持できるようになります。
リアルトラック/リアルドラムフォルダの確認が可能な素材リスト構築ダイアログ
スタイルピックウィンドウで素材リストを構築する際、リアルトラックとリアルドラムのフォルダを同時に確認できるダイアログが開きます。旧バージョンでは、リアルトラックフォルダの確認先はリアルトラック設定ダイアログ、リアルドラムフォルダの確認先はリアルドラム設定ダイアログというように、別々のダイアログを開く必要がありましたが、新バージョンでは 1 つのダイアログで確認することができます。
部分的リアルトラック生成時の重複方法を設定
リアルトラックにはストリングカルテットやホーンセクション等のように複数の楽器を合わせて作成されたものがあります。そのようなリアルトラックを選択した際、旧バージョンでは全楽器が 1 つのトラックに読み込まれましたが、新バージョンでは「ステム」機能が加わり、読み込み方を選択できるようになりました。例えば、全楽器を 1 つのトラックに、全楽器を別々のトラックに、特定の楽器を別々のトラックに、といった読み込み方ができます。別々のトラックに読み込むことで、楽器毎にボリュームやパン等をコントロールすることができます。
リアルトラックの編集
ドラムフィルはパートマーカーが付いている小節の直前で行われるものですが、パートマーカーが付いていない小節の直前でドラムフィルをしたり、パートマーカーがあってもドラムフィルなしにしたりすることができるようになりました。
ソングの自動保存
KV331 Audio 開発のソフトウェアシンセサイザーSynthMaster Playerが付属します。これにはたくさんの音色も含まれており、特にモダンやテクノのサウンドクリエーターとしてご利用頂けます。
Band-in-a-Box 32
収録コンテンツ
(最新バージョン)
製品名 | BasicPAK | MegaPAK | EverythingPAK |
|---|---|---|---|
伴奏スタイル(MIDI/リアル) | 1,291種 | 3,169種 | 11,894種 |
リアルトラック | 690種 | 878種 | 4,101種 |
リアルドラム | 150種 | 209種 | 869種 |
MIDIスーパートラック | 76種 | 101種 | 423種 |
MIDIソリスト | 151種 | 330種 | 340種 |
MIDIメロディスト | 123種 | 210種 | 210種 |
ループ素材 | 1,075種 | 1,075種 | 1,431種 |
アーティストパフォーマンスセットおよび
アーティストビデオパフォーマンスセット | 1種 | 3種 | 19種 |
楽器学習セット | – | – | 23種 |
スタイル一覧(エクセル)
ミキサーにステレオ VU メーター
ミキサーウィンドウの各トラックの VU メーターにステ レオ定位情報が表示されます。
オーディオ入力モニター
外部からのオーディオ入力を「オーディオスルー」としてモニターすることができます。
機能ブラウザに新機能だけを表示
最新バージョンで追加された新機能をフィルター表示することがで きます。
再生可能 MIDI データのボリュームをより適切に調整
リアルトラックの再生可能 MIDI データのボリュームを「ベロシティ」を使うことでより簡単に調整することができます
マイナーキーはナッシュビル/ローマ字記譜法では 1m と表示
ミキサーウィンドウの各トラックの VU メーターにステレオ定位情報が表示されます。
オーディオ入力モニター
外部からのオーディオ入力を「オーディオスルー」としてモニターすることができます。
機能ブラウザに新機能だけを表示
最新バージョンで追加された新機能をフィルター表示することができます。
再生可能 MIDI データのボリュームをより適切に調整
リアルトラックの再生可能 MIDI データのボリュームを「ベロシティ」を使うことでより簡単に調整することができます
フラッシュメッセージ拡張
フラッシュメッセージは画面の右下にできるだけ小さく表示されます。フラッシュメッセージの色を選択することができます。今までに表示されたフラッシュメッセージを記録するログファイルをホットキーで素早く開くことができます。
持っていないスタイルに似たスタイルを検索
ソングを開く際、それに選択されているスタイルが見つからない場合、似たスタイルをスタイルピックウィンドウに表示することができます。
ソングをテキスト形式でコピー/保存のダイアログにオプションを追加
小節線をタブで表示、空の拍にスラッシュ記号を表示、各小節に小節番号を表示、歌詞を含める、といったオプションを追加しました。
指定範囲のコードをイントロコードとして生成
指定範囲に入力されているコードをイントロコードとして生成することができます。例えばソングの最後の 4 小節に入力されているコードをイントロコードとして取り入れることができます。
印刷機能拡張
ファイルメニューに追加された 「印刷 [フェイクシートモード]」 のコマンドを使って、リードシートウィンドウのオプションを適用したソングを印刷することができます。この機能のホットキーは [Ctrl]+[Shift]+[P]です。五線譜を印刷しない場合、五線譜を印刷する場合と同じ位置にコードを表示することができます。印刷オプションダイアログの設定はプログラムを終了しても記憶され、再起動して同じ設定を見ることができます。最後に設定した印刷の範囲は記憶されデフォルトとして使用されます。
ソングピックウィンドウ拡張
フォルダのソング数が指定数以下の場合、自動的にソングリストが構築されます。ソングリストの構築時にサブフォルダを含めるか含めないかを選択することができます。ソングリスト構築のメッセージが質問になり、はいと答えるだけで構築されます。
コードトラックの生成
指定のトラックにコード(和音)を自動生成することできます。コードトラックは VST プラグイン(例えばコードトラックを必要とするアルペジエーター)で使ったり、単にホールドコードトラックとして使ったりすることができます。コードトラックはどのソングでも自動的に生成することができます。
指定音域に収まる MIDI トラックの作成
MIDI トラックの音符が指定の音域に収まるようにオクターブ位置を調整することができます。例えばベーストラックの音符が低すぎてベース楽器の音域に合わない場合オクターブ位置を上げることができます。
トラックの設定とアクションダイアログにボタンを追加
[F7]キーまたは[T][Enter]キーを押すと開くダイアログに便利なボタンを 2 つ追加しました。【MIDI を編集】ボタンを押すとメニューが開き、IDI トラックを様々な機能を使って編集をすることができます。【コピー/移動】ボタンを押すとトラック間のコピー/移動ダイアログが開きます。
MusicXMLファイルのインポート機能を改善
MusicXML ファイルをインポートする際、各トラックの初期設定の宛先はメロディートラックでなくユーティリティトラックになります。
小節設定変更を表す下線はオプション
ソングの途中でテンポやキー、ボリューム、スタイル等を変更すると、コードシートでは該当小節に赤い下線が表示されますが、目障りなら表示しない ように設定することができます。
ノーテーションウィンドウ拡張
楽譜編集モードまたはスタッフロールモードにおいて、赤で表示されている音符の開始位置を[Ctrl]+[Alt]+カーソルキーを使って左右に少しずつ移動することができます。トラック全体を低音譜表に移調した際、音符だけなく休符も低音譜表に表示されます。
リアルドラムピックウィンドウ拡張
リスト上を右クリックすると、リアルドラムの選択に役立つメニューが開きます。
お気に入り/最近使ったリアルドラムの選択ダイアログでは、お気に入りが上に、最近使ったものが下に表示されます。また、リストを文字でフィルター表示することもできます。
お気に入りリストを編集することができます。並べ替えたり新しく追加したりメモを付けたりすることができます。リストで選択しているリアル ドラムに似たリアルドラムを簡単に探すことができます。ステムを備えたリアルドラムをフィルター表示することができます。
リアルトラックピックウィンドウ拡張
リストに「ステム」列が加わりました。ストリングカルテットやホーンセクション等のリアルトラックの楽器数を調べることができます。ステムを備えたリアルトラックをフィルター表示することができます。ステムを備えたリアルトラックを選択する際、リストの下に表示されるチェックボックスを使ってステムを選択(全ステム/特定のステム/ミックスステム)することができます。
リスト上を右クリックすると、リアルトラックの選択に役立つメニューが開きます。リストで選択しているリアルトラックを使うスタイルを簡単に探すことができます。リストで選択しているリアルトラックをお気に入りにすることができます。
スタイルピックウィンドウ拡張
プロトタイプスタイルはたとえ現行のフィルターに該当しなくても常に表示されます。スタイルを現行ソングで試聴する際、長さを選択することができます。リストでスタイルをダブルクリックした際、オーディオデモでなくソングを試聴することができます。スタイルリストの構築中、ウィンドウ最上部にプログレスバーが表示されます。スタイルリストを構築する際、リアルトラックとリアルドラムのフォルダを確認するダイアログが開きます。【操作】ボタンのメニューの「初期設定に戻す」はスタイルピックウィンドウとスタイルピックオプションダイアログの両方に適用されます。
新しいホットキー
コードシート、ノーテーションウィンドウ、オーディオ編集ウィンドウ、ピアノロールウィンドウで[Ctrl]+[A]を押すとウィンドウ内のすべてのデータが選択されます。
[Alt]+[Shift]+[Z]キーを押すと、ミキサーウィンドウで選択されているトラック以外が消音されます。
[L][O][G][Enter]キーを押すと、起動時刻や今までに表示されたフラッシュメッセージ等を記録したテキストファイルが開きます。
それ以外にもいくつかの便利なホットキーが追加されています。
BIAB 30 の新機能
全トラックは同等になりました

前バージョンで加わった、特定の範囲にリアルトラックを生成する機能を拡張しました。範囲を指定し、[Ctrl]+[F8]キーを押すだけでその範囲にリアルトラックが生成されます。また、[Alt]+[F8]キーを押すとウィンドウが開き、コピー・切り取り・貼り付け等の編集機能を併用したり生成機能をカスタマイズしたりすることができるようになりました。
リアルトラックのMIDIデータを再生できます

本来、リアルトラックはオーディオデータが再生され、楽譜の表示の為に生成されるMIDIデータは再生されません。しかし、新バージョンではリアルトラックでもHi-Q音色を使って、MIDIデータを再生できるようになりました。ノーテーションウィンドウやピアノロールウィンドウでMIDIデータを編集することによってリアルトラックの演奏をカスタマイズすることができます。
リアルトラックを部分的に生成せきます

前バージョンで加わった、リアルトラックのMIDIデータ再生機能がリアルドラムトラックにも適用されるようになりました。ドラム譜として生成されたMIDIデータをリアルドラムトラックの開発時に作成された Hi-Q 音色を使って再生することができ、ノーテーションウィンドウやピアノロールウィンドウでMIDIデータを編集することによってリアルドラムトラックの演奏をカスタマイズすることができます。
マイクロコード (各拍に複数コード)
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旧バージョンではコードは各拍に1個(各小節に4個)しか入力できませんでしたが、新バージョンでは各拍に4個(各小節に16個)まで入力できるようになりました。各拍に入力された複数のコードをマイクロコードと呼びます。これは特にスローなソングで便利な機能です。オプションで、マイクロコードを特定トラックにだけ弾かせ、他のトラックは普通のコードを弾かせることもできます。
モチーフ

特定の小節において特定トラックに特定のリズムパターン(モチーフ)を弾かせることができます。例えば、ファンクのソングでピアノとサックスは通常のリズムのノリで弾かせてギターとベースは16ビートのリズムパターンを弾かせることができます。
オーディオのボリュームオートメーション

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